- たいこう
- I
たいこう【体腔】動物の, 体壁と内臓との間のすき間。 高等動物によく発達し, 原生・中生・海綿動物にはない。 哺乳類では横隔膜により胸腔と腹腔に分かれる。IIたいこう【体高】動物が立ったときの足から頭頂までの高さ。IIIたいこう【大公】(1)ヨーロッパで, 小国の君主の称号。(2)君主の一門の男子の称。IVたいこう【大功】(1)大きな功績。 非常な手柄。
「~を立てる」
(2)大きな事業。Vたいこう【大効】大きな効力。VIたいこう【大孝】すぐれた孝行。 至孝。VIIたいこう【大巧】非常にたくみなこと。~は拙(セツ)なるが若(ゴト)し〔老子〕本当に巧妙な人は小細工を用いないから, 見かけはへたなように見える。VIIIたいこう【大江】大きな川。 特に, 中国の揚子江。IXたいこう【大綱】(1)根本的な事柄。 おおもと。「規約の~を決める」
(2)だいたいの内容。 大要。Xたいこう【大行】大きな仕事。 大事業。~は細謹(サイキン)を顧みず〔史記(項羽本紀)〕大事業を成し遂げようとする者は, ささいなことにこだわらずに事を行う。XIたいこう【太公】(1)祖父をいう語。(2)他人の父, また高齢な人を敬っていう語。(3)「太公望(タイコウボウ)」に同じ。XIIたいこう【太后】皇太后・太皇太后の称。XIIIたいこう【太閤】(1)摂政または太政大臣の敬称。 のちには, 関白を辞して内覧の宣旨をこうむった人。 または関白をその子に譲った人の称。(2)特に豊臣秀吉の称。XIVたいこう【対向】向き合うこと。XV「余, 進んでこれと~し, 少しも戦慄せず/西国立志編(正直)」
たいこう【対抗】(1)互いに張り合うこと。 負けまいとして競い合うこと。「~意識を燃やす」「連合して強敵に~する」「~試合」
(2)競馬や競輪で, 本命に次ぐ実力があると予想されるもの。 「〇」印で表す。⇔ 本命XVIたいこう【対校】(1)学校どうしが互いに競争して一つの事をすること。「~試合」
(2)系統の異なる本を比較して字句の異同を調べること。 また, それをした本。XVII「五種類の本を~する」「~源氏物語」
たいこう【帯甲】鎧(ヨロイ)を着た兵士。XVIIIたいこう【帯鉤】中国の戦国時代から漢代にかけて, 主として革帯を締めるために用いられた金具。 青銅製・鉄製が多いが, 骨・玉製のものもある。 中国・朝鮮のほか, 日本でも岡山県下榊山古墳から出土している。XIXたいこう【退校】(1)生徒が学校を途中でやめること。 また, 学校を途中でやめさせられること。 退学。「~処分」
(2)「下校(ゲコウ)」に同じ。XXたいこう【退紅・褪紅】(1)「退紅色」に同じ。(2)退紅色に染めた粗製の狩衣。XXIたいこう【退耕】官職を去って, 農耕に従事するなど自適の生活を送ること。XXIIたいこう【退行】(1)あとにさがること。 後退。(2)〔心〕 困難な状況や情緒的混乱に立ち至ったときに, 行動が発達上の初期の状態に戻ること。(3)〔天〕 逆行運動のこと。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.